i13 OVERHAUL M4 EditionRenderosityで販売中の、Michael 4の関節を綺麗に自動補正してくれるFixモーフセットi13 OVERHAUL M4 Edition
こちらのモーフはPMDという外部モーフファイルを使用しており、そのままではDAZ Studio 4で使うことはできません。
これをDAZ Studio 4で使えるようにする手順のご紹介です。
(DAZ Studio用に「i13 OVERHAUL M4 Edition DS version」があります。ファイル形式を見る限りPoserでも使用可能かと思います。)

PMDファイルはDAZ Studio 3でしたら「InjectPMD」という読み込みツールがありました。
また、大抵のPMDモーフはMorphExchangeというソフトで対応できます。
i13 OVERHAUL M4 EditionはERCを組み込んだモーフだからかMorphExchangeは上手く動作しませんでした。
よってPMDモーフをPoserでインジェクション*してフィギュアを保存、それを利用してDAZ StudioのPower Loaderに組み込みます。

*Poserではフィギュアや小道具にモーフを追加するファイルを"INJECTION"(注入)からINJファイル』、モーフを取り除くファイルを"REMOVE"(リムーブ)からREMファイル』、と呼びます。


今回はpmdファイルですのでPoserを使用していますが、DAZ Studioオンリーで以下の場合に、この手順は応用出来ると思います。
・DAZ Studioで自作モーフキャラを作成したときのINJ/REMファイル作成
・非DAZ製モーフ(おっぱいモーフ「NGM」など)をPower Loaderに組み込む場合

【Power Loader】とは…PowerLoader-Import

フィギュアをロードする時に、使用するモーフを選択できるDAZ Studioの機能です。
キャラクタープリセットやマテリアル、メッシュ解像度もロード時に一括して設定できます。
フィギュアをロードした後からでもモーフの追加が可能です。

フィギュアやモーフをDAZで購入すると其々に設定ファイルが付属しています。


Power Loaderは第4世代フィギュア(Victoria4・Michae4など)のExP(Extensible Parameters 「拡張パラメータ」)対応フィギュア限定の機能です。
Genesis/Genesis2フィギュアとは仕組みが異なります。

参考にさせていただいたページ:How to setup an ExP product(DAZ)

<準備>
(1) Power Loaderをインストールしていない場合は、Michael 4 Baseのダンロードページにある「Michael 4 Base PowerLoader」をインストールします。
0-01

(2) Poserを起動して 編集メニュー > 環境設定 を開きます。
0-02[その他]タブの「ファイルを保存」項目で"外部バイナリモーフターゲットを使用"のチェックを外します。
これにチェックが付いていると、モーフを外部バイナリモーフターゲット.pmdファイルとして、フィギュアファイルのcr2ファイルとは分離して新たにファイルを作ります。

(3) Michael4をロードします。
0-03-1[ライブラリ]の[ポーズ]にある「i13_OVERHAUL-M4」INJ(インジェクション)と書かれているモーフを全て適用します。
アイコンがカラーのものがインジェクションするモーフです。
1つずつクリックして適用していきます。21個あります。

0-03-2全てインジェクションしたら、
ライブラリの「フィギュア」の項目を選び、「ライブラリに追加」ボタン(+のボタン)を押します。

名前は「OVERHAUL M4」としておきました。
ライブラリに追加したので、シーンは保存しなくてもよいです。
Poserを終了してDAZ Studioを起動します。


<Power Loaderへの組み込み>
(1) 先ほどライブラリに追加したMichael4「OVERHAUL M4」を、DAZ Studioでロードします。
1-01[Content Library]タブの「Poser Formats」以下の項目にあります。

(2) [Scene]タブのオプションボタンか、タブ上で右クリックして、Assets > ExP Export を起動します。
1-02-1オプションボタンは、タブの左上にあります。クリックするとメニューが表示されます。タブ名の上で右クリックでも同じメニューが表示されます。

1-02"ExP Export"はDAZ Studio3の頃と場所が変わっています。

(3) ExP Exportが起動し、フィギュアのプロパティがリストに表示されます。
1-03アルファベット順に並んでいるので、Poserで追加した「i13_OVERHAUL-M4」のモーフを選択します。
Ctrlキー+クリックで複数選択が出来ます。21個全てのモーフを選択します。

右クリック > Select > All File Types > Same-Named Properties 選び、項目チェックマークを付けます。

(4) オプションを設定します。
1-04
Product/Packege Name : 製品名です。「i13 OVERHAUL M4 Edition DS」としました。
Unique Product ID : 同名の製品と区別するためのユニークIDです。DAZのチュートリアルはベンダー名+製品名を例としています。長くなるのでここでは「OVERHAUL_M4」としました。
Output Folder : 出力するフォルダを指定します。ここではDAZ公式モーフと同じフォルダを指定しました。Michael4がインストールされているPoserランタイムの、"Runtime/Libraries/!DAZ/Michael 4"です。

Base Delta Path : Output Folderを指定すると自動で入力されます。このフォルダに、実際のモーフファイルが保存されます。
User Library Path : モーフファイルとINJ/REMファイルを作成する場所を指定します。ここでは、PMDの「i13 OVERHAUL M4 Edition」をインストールしたフォルダに、DS用のフォルダを作成して指定しました。作成されるファイルは、Poserポーズファイルの.pz2形式です。必ずRuntime/Libraries/Poseフォルダ内に作成して下さい。

設定が終わったら[Export]ボタンを押して出力開始です。

(5) PowerLoader Developerを起動します。
1-05-1[Content Library]タブ > DAZ Studio Formats > ライブラリ名(デフォルトはMy Library) > Scripts > Utilities フォルダにあるスクリプト"PowerLoader Developer"をダブルクリックします。

1-05-2PowerLoader Developerが起動します。
以下を確認して下さい。

Runtime / Content : Michael4がインストールされているランタイムです。
Figure / Platform : モーフを組み込むフィギュアです。"Michael 4"が選択されていることを確認します。

(6) 先ほど[Export]して出来たモーフセットが"No metadata Found"となって表示されています。
1-06-1そのモーフの"Delta Folder"の箇所で右クリックし、"Select Delta Directory"を選択します。

1-06-2フォルダ選択ウィンドウが出るので、(4)のBase Delta Pathで指定したフォルダにある、モーフのフォルダを指定します。

(7) Labelの上で右クリック > Rename を選び、"No metadata Found"から名前を変更します。
1-07-1ここでは「i13 OVERHAUL M4 Edition」としました。

1-07-2もう一度右クリックし、"Record Current Settings to File"を選択します。

1-07-3こんなメッセージが出て、Power Loader用の設定ファイルが作成されたことと、その場所が表示されています。

[Browse to File Location]ボタンをクリック。

1-07-4設定ファイルがあるフォルダが開きます。(4)のUnique Product IDで設定した名前で.dsxファイルが作成されているのが確認できます。
ここでは「OVERHAUL_M4.dsx」がそうです。

(8) サムネイルを作成します。
1-08-191×91ピクセルのサイズで、dsxファイルと同名のpng画像をサムネイルとして用意します。

作成したら、dsxファイルと同じフォルダ((7)のBrowse to File Locationで開いたフォルダ)に入れます。

1-08-2PowerLoader Developerの右クリック > Refresh List でリストを更新すると、サムネイルがついたことが確認出来ます。

[Accept]でPowerLoader Developerを閉じます。

これでPower Loaderへの組み込みが完了です。

実際にロードして試してみます。

<Power Loaderからモーフを読み込む>
(1) Michael4をロードしようとすると、Power Loaderが起動します。
2-01「i13 OVERHAUL M4 Edition」も加わっています。
▼をクリックすると、ロードするモーフを個別に選択できます。

(2) Advancedタブを開き、Parametersの項目下部の「Generate ExP files」のチェックを確認して下さい。
2-02-1"Include Support for All Listed Products"の方にチェックが付いていることを確認します。
こちらにチェックしないと、後から追加でモーフをロードすることができなくなるのでご注意です。

読み込みたいモーフにチェックをつけたら[Accept]
モーフインジェクト済みのMichael4がロードされます。

2-02後からモーフを追加したいときは、Michael4の上で右クリック > Power Loader を選択です。
再びPower Loaderが起動し、モーフを選択できます。

モーフファイルとINJ/REMファイルである.pz2ファイルは、
<Power Loaderへの組み込み>(4)のUser Library Pathで指定したフォルダに保存されています。
Power Loaderを使わず、Poserのようにライブラリからモーフをロードする場合にはこれを利用します。


お疲れ様でした。